firefoxのAdd-on(拡張機能)にAuto Pagerというのが有るのをご存知でしょうか?
簡単に言うと、
「Googleの検索結果ページのようにページングされ、「次へ」等のリンクで続きを閲覧出来るサイトにおいて、1ページ目の最後に残りのページを動的に次々と追加して行くことで、スクロールのみで無限にページを参照できるようにする」機能です。
お分かりになられたでしょうか?(これが私の簡単に言う能力の限界です ^^; )
百聞は一見にしかず、ということで、こんな感じです。
原理的にはWeb開発者には比較的慣れ親しんだ機能ばかりを用いています。
具体的には、
- 正規表現またはGlob形式で指定されたURLのページにおいて、
- XPath①で指定された「次へ」ハイパーリンク先ページ内の
- Xpath②で指定されたコンテンツ本体(ヘッダ、広告などを除いた)である部品(<div>等)を
- 1ページ目におけるXpath②で指定したコンテンツ本体である部品の直後にAjax的に挿入
このAdd-onの凄いところは、このありふれた技術を組み合わせたことではなく、
ちょっとしたWeb開発者なら簡単に作成できるような上記の定義を利用者コミュニティーのメンバに気楽に作成させて、共有するところです。
試しに私もみんなの足跡『あし@』の定義を作成して公開してみました。
確認した範囲では下記のページに対応しているはずです。
- 読者管理(読者一覧)
- MYブログの足跡(最近の足跡リスト)
- お気に入り管理(お気に入りブロガー)
- 受信メッセージ
- 最近更新したブロガー
ところで、考えてみると、Firefox自身の魅力は、その技術力の高さやアンチMicrosoftの象徴以上に、Add-onという付加機能機能によってユーザ兼開発者コミュニティを巻き込み、Mozilla自身単独では成し得なかった高機能ブラウザを提供できたこと言えます。
これが、今日のFirefox人気の主要因であり、高速なブラウザ(Chrome、Safari等)が出現してもユーザを離さない要因でしょう。
面白いところは、Auto PagerはそのFirefoxにおける一介のAdd-onでありながら、そのサイト用定義作成を、さらにAdd-onのユーザ兼定義開発者コミュニティーに広く求めることで、Add-on単独では成し得なかった世界中の多種多様なWebページの自動ページめくりを可能ならしめたところです。
なんだか複雑ですが、ちょっと面白くないですか?
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