2009/02/22

OpenSocialってなに?

OpenSocialが面白そうなので趣味として勉強中です。

今理解してる範囲では、
  1. SNSとソーシャルアプリ(Gadget)のオープンなインタフェース仕様
  2. 既存のSNS内の人の繋がり(ソーシャルグラフ)を透過的、広域的に繋ぐものではない
ということ。(まだ良く分かっていないし、突っ込み歓迎です)

2に関しては、もともと「ソーシャルグラフを繋ぐもの」と勘違いしていたところもあり、正直少しがっかりしました。

勘違いの原因は、
グーグル、SNS向けAPI「OpenSocial」を発表:ニュース - CNET Japan
Googleの声明によると、この取り組みは「複数のソーシャルネットワークにアクセスできる初めての共通API」という。
と言う記事元のような気がします。
よく読むと確かに、「複数...同時にアクセスできる...」とは書いていないので、上記記事の問題ではありませが、ともかく勘違いでした。

したがって、OpenSocialによって結局ソーシャルグラフの覇権争いが解消されるはずもありません。

ソーシャルグラフの勢力図に関して、ちょうど2年前のものですが下記のスライドを見つけました。
要素を減らしてシンプルにすると(無視したSNSさんごめんなさい)、
てな感じでしょうか。
# Googleが大きすぎのような気がしますが...

GoogleとMySpaceが微妙に重なっているのは、ソーシャルOSとして人気を博したFacebookに対する包囲網をOpenSocial連合で作っていると言う意味だと思います。

ところが、Googleが全てのWebサイトをソーシャル化する「Friend Connect」(Google,Webサイトをソーシャル化する「Friend Connect」をベータ公開:ITpro)を公開したことにより、Googleはもはやベン図の丸ではなく、潜在的に外枠のWeb全てになってしまったように思います。
もちろん、一足飛びには行かないので、Google色の濃さは少なくともはじめは薄いでしょうが...

つまりは、下図のようになり得るのでは?と、
さらには、Google,ソーシャル対応サービス「Friend Connect」にTwitterとの連携機能:ITproの様に、既にOpenSocialに賛同を表明しているMySpaceとのソーシャルグラフの相互運用がTender Surrender » オープンなコンタクトリスト仕様、Portable Contacts等の普及により始まると、
のようになると。

つまりは、Tender Surrender » 2009年のソーシャルウェブを占うにある、

GoogleがSNS化

以前にも書きましたが、Googleは着々とSNS化への準備を整えています。SNS化というと語弊があるかもしれません。SNSをプラットフォームとして取り込む、かな。
Google FriendConnectは対応サイトを手軽にSNS化できることが目玉のように言われていますが、僕はもっと違う狙いがあるものと思っています。仮に GoogleがiGoogleをOpenSocialコンテナ化した場合、当然友達リストはGmailのアドレス帳が筆頭になる訳ですが、実は Google FriendConnectで接続したアカウントもその候補なのではないか、とにらんでいます。
もしそうなった場合、複数のSNSに参加している人のアカウントはすべてGoogleに束ねられることになり、他の追随を全く許さない状況になってしまうのではないでしょうか。
(実はGoogleの人にこのことについて聞いたことがあるのですが、そんなevilなことしないよ〜と言ってました)
# ボールドはCat-sushiによる

「複数のSNSに参加している人のアカウントはすべてGoogleに束ねられる」と同じことを言っているのかと思います。

少なくともGoogleの一人の社員はこれを"邪悪"とした上で、そんなことはしないと言っているわけですが、ソーシャルネットワークサービス間の友達リスト交換(Tender Surrender » オープンなコンタクトリスト仕様、Portable Contacts)のようなことになれば、その流れは止められないでしょう。

結局、OpenSocialを実装したGoogle Friend Connectのようなものが、「既存のSNS内の人の繋がり(ソーシャルグラフ)を透過的、広域的に繋ぐもの」に限りなく近い何かになるのでは、と言う話でした。


参考サイト

ソーシャルグラフとは何か? エッジとノードから考える:マーケティング - CNET Japan
グーグル、ウェブからソーシャルグラフの情報を集め、APIを公開
Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ
Google,ソーシャル対応サービス「Friend Connect」にTwitterとの連携機能:ITpro
Tender Surrender » 2009年のソーシャルウェブを占う
Tender Surrender » オープンなコンタクトリスト仕様、Portable Contacts
Social Graph API - Google Code

2 件のコメント:

  1. (*^_^*)/こんにちはぁ♪
    一言でまとめるとGoogleが、今後
    他の追随を許さないということですか?
    つまり、「ぶっちぎり」という事ですね♪
    ちなみに、ごちゃごちゃした円が難しかった。

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  2. > おちさん
    そう、そうかもってことです。
    分かりにくいのは一重に文書能力です。orz
    日本ではFacebookとかMySpaceとかぴんと来ないのもあるかも。

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