2011/03/26

マイホーム日記:サバイバル観点でエネルギーインフラを再考

うちのエネルギーインフラは電気のみです。

かみさんは、計画停電を機に電気だけだと何となく心配だからガスも引こうと言いますが、それは無理
それに結果論に行動が左右されるのは、何かがおかしい...

とりあえず発電所、ガス送出施設の課題は置いておいて、より緻密で復旧に時間のかかる送電網やガス網といった伝送網について考えます。


まず、今回の計画停電云々とは関係なく、将来の大震災でもガス網、送電網が共に寸断されることは間違いないでしょう。

その際、復旧の速さが問題になりますが、ここで電気が有利なのは阪神淡路大震災他で実証済みです(今回の震災もそうでしょう)。

今回、話しを分かり難くしているのは、先ほど後回しにした発電側に起因する計画停電です。
電力システム全体では、当然ながら発電所の被災状況も影響します。
それでも、一日3時間の停電はサバイバルという意味では影響無いので、議論をさらに後回しにします。


次に、リスク分散の話。
「食事が作れなくても風呂に入れば俺は大丈夫!」とかはあり得ないので、異なる目的間のリスク分散は除外します。
冗談のようですが、これを本気でリスク分散と思っている人が意外と多いです。
リスク分散で重要なのは、構成要素の一部を別の手段に置き換えることではなくて構成要素の各部を複数手段で冗長化することです。
もし、幾つかの構成要素で手段を冗長化出来ないのであれば、各々で必須要素となる手段の種類をシステム全体で増やさない(共通化する)ことです。


加熱調理を考えると、
都市ガスコンロでも、プロパンガスコンロでも、IHコンロでも、一つの手段だけ選んだ場合リスク分散にはなりません。
一つ目の手段は稼働率の高い電気(IH)を選ぶのが得策ですが、冗長化のための二つ目の手段は、比較的稼働率が高く初期投資の小さいプロパンガスが有力候補。
ただ、サバイバル目的の非常用ならカセットコンロ(ミニプロパンガスコンロ)で十分でしょう。
IHコンロに都市ガスコンロを併設するのはコストとメリットの両面で疑問です。

暖房を考えると、
都市ガスヒーターでも、プロパンガスヒーターでも、エアコンでも、一つの手段だけ選んだ場合リスク分散にはなりません。
その前に、今時の常用に値する暖房にはファンおよび制御部が付いていているため、その手段として電気が必須要素と考えるべきでしょう。
これに熱源の手段として別途ガスを選択すると、その構成では手段としての必須要素が1個(電気)から2個(+ガス)に増えてしまいます。
必須要素の追加はより脆弱になるだけなので、熱源としてのガスは積極的に排除すべきです。
一つ目の熱源手段は、稼働率が高く、既に必須要素となっている電気(エアコン)を選ぶのが得策ですが、二つ目の手段としては暖房の場合は石油が良いでしょう。ファンヒーターでも良いですが、ストーブにすれば、先ほどは「今時必須と言った」ファンとコントローラが無くなるので、その手段である電気が必須要素では無くなります。
モダンではありませんが、サバイバルなので。
もっとも、関東ならサバイバル観点では暖房は重要ではありませんね。

給湯を考えると、
今時の給湯システムは水に加えてコントローラは必須なので、その手段である上水道と電気は必須要素しょう(井戸水とか瞬間湯沸し器の議論は割愛)。
こう考えると、暖房と似ています。
これに熱源の手段として別途ガスを追加すると、その構成では必須要素が2個(水道+電気)から3個(+ガス)に増えてしまいます。
3個のうちどれか一つでも欠けると給湯出来ない、とても脆弱なシステムになってしまいます。
つまり、この場合もガスは積極的に排除すべきです。


最後に、電力の送出側システムとしての発電所の話。
今回は発電所の被害が大きかったために計画停電を余儀なくされています。
それでも電力は単なるエネルギーの伝送手段なので、そのエネルギー源は石油(火力)、原子力、自然エネルギーに広く求めることが出来ます。
そして、それを東日本レベルで融通しあうことができます。
その分堅牢性は高いからこそ、3時間弱程度の計画停電で済んでいるとも言えるでしょう。
ライフラインが絶たれた時、どうなるあなたの住まい! 災害時、オール電化は大丈夫?[環境を考えた住まい]All About (提供:セキスイハイム)
1995年に起きた阪神淡路大震災におけるライフラインの復旧状況
【震災発生】1995年1月17日
# オール電化にした者のひがみではありません。
# 私は電力会社の関係者ではありません。
# 私はガス会社に恨みはありません。
# 私は原発の賛成派でも反対派でもありません。

あまりにも整理不足だったので、3/28に全面リライトしました。
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2011/03/25

マイホーム日記:資材不足2 4/8に上棟?

先ほど古河林業の営業から連絡がありました。

上棟が2~3週間遅れるという先日の連絡から変わって、4/8に上棟という連絡が入りました。
3/29予定でしたので10日遅れということになります。
全資材の調達の目処が立つまで工事中断をこちらから提案しましたが、可能な限り進めたいとのこと。
この御時世、あまりわがままも言えないので4/8上棟で進めることにします。

現在の最新情報では、
  • プレカット工場にダメージ? → 柱、梁等の木材は入手可能
  • 床合板の入手が不透明 → 入手可能
  • 上棟は2~3週間遅れる → 4/8に上棟が行える予定 (当初の3/29予定から10日遅れ)
  • 上棟から数日以内に透湿防水シート、ルーフィングの施工が可能
  • 窓・サッシも被害大? → サッシはOK、ガラスの入手がネック → シートで雨養生する
  • 外壁(ニチハ)、屋根材(ケイミュー)の入手が不透明で入手可能な色が限られる可能性あり
  • その他、調達が不透明な資材・設備有り
新日軽は工場が富山県なので問題ないとして、トステムの工場が福島県、茨城県他なので心配していましたが、むしろサッシが大丈夫でガラスがネックとのこと。
AGC旭硝子の状況はこんな感じ
日本板硝子株式会社はこんな感じ

屋根材の色はともかく、外壁の色は変えたくないなー。
まぁ、贅沢な悩みですが。

エコキュートも問題はありそうですが、施工はまだまだ先なので様子見とします。
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2011/03/24

マイホーム日記:資材不足で上棟2~3週間延期

現在基礎完了で、当初3/29上棟予定でした。

3/22に古河林業の営業から今後の日程について連絡が入りました。
内容は以下の通りです。
  • 柱・梁材の木材は用意が可能
  • 1階、2階の床合板が手に入らない。
  • 2~3週間は上棟が遅れる見込みで、全体的な工期に関わると思われる
  • 今の段階ではここまでの情報しか無く、今後の具体的な日程は回答できない
  • もう少したったら情報が入ると思うので、情報が入り次第逐一報告する
  • 窓、サッシ関係も被害が大きい模様
  • 上棟から防水シート、ルーフィング施工までは一気に進めたい
ちなみに、窓は新日軽をメインにトステムを一部使っています。

一時は古河林業(株) 秋田工場に被害とも聞きましたが、柱・梁材が入手可能ということからも公式サイトの通りプレカット工場は無事の様です。

とはいえ、「東北地方太平洋沖地震による建築資材等製品供給への影響について(3/16現在) - 住宅建築・新築・リフォーム・住宅見学会の住宅玉手箱 「じゅうたま」 / 完成保証とフラット35 安心安全な加盟工務店」によると様々な建築資材の製造・調達に当分支障をきたしそうです。
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2011/03/22

マイホーム日記:屋内配管1

今日は雨、雑コン部分の冠水養生にもなって良い感じ。

資材不足でしばらく進捗無しと思いきや、少しずつ進んでいます。

今日も計画停電で早く上がったので現場を見学したところ、屋内配管が進んでいました。
思ったよりも配管多いですね。

例によって全くの推測ですが、青い配管は冷上水で、
キッチンに行っているのがキッチンシンク、キッチンシンク浄水、食洗機、
パイプスペース付近でとぐろを巻いているのが2階トイレ、洗面、
1階トイレ側に伸びているのが1階トイレ、玄関横屋外水栓、
風呂場に伸びているのが、風呂カラン、風呂足し水、
洗面脱衣室に有るのが、1階洗面、洗濯機でしょう。

赤い配管はまだ伸びていませんが温水で5分岐有ります。
えーと、キッチンシンク、1階洗面、風呂湯張り、風呂カラン温水、2階洗面でしょう。

白い配管は予測通り、風呂追い焚きの上り、下りですね。

太い灰色塩ビ管は下水で、
キッチンに行っているのがシンク兼食洗機の排水、
黒い被覆は2階からの排水の防音材で、太いのが2階トイレ、細いのが2階洗面、
後は自ずと、風呂排水、1階トイレ排水ですね。

鞘管状態での全くの推測は全て当たっていたようです。(って当たり前か)


4/2追記

全くの推測は全く外れていました。
そもそも、温水配管が伸びていないというのが認識違い。

風呂に伸びているのが、風呂カラン冷水と温水、(湯張りは白い配管で追い焚き上りと兼用?)
洗面脱衣所のあるのが、洗濯機冷水、洗面台冷水と温水、
キッチンに伸びているのがシンク冷水(浄水器兼用)と温水と食洗機温水(だったかな?)、
パイプススペースでトグロを巻いているのが2階洗面の冷水と温水と2階トイレ冷水、
1階トイレに伸びているのがトイレ冷水、
です。

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2011/03/20

マイホーム日記:玄関雑コンと屋外配管

「雑コン」って凄い言葉。
「捨てコン」と並んでコンクリートの自尊心が傷つけれてしまいそうなネーミングです。
構造躯体ではない部分のコンクリートを指す言葉のようですが、何も「雑」とか呼ばなくても単にコンクリートとかで良いんじゃないの? ( ´∀`)

えっと、問題の玄関ポーチにGL+250で雑コンが打たれました。
雑コンが打たれた部分は手前から、玄関ポーチ、玄関土間、(階段下)玄関土間収納です。

玄関ポーチは仕上げでさらに+50、玄関土間は+10076、玄関土間収納は+150106?ぐらいだったと思います。(雑コンは全てGL+250で良かったのかな? →かみさんが取り寄せた基礎伏図には玄関土間、玄関土間収納はGL+280って書いてある。)

そして左がポーチの延長とアプローチの階段???

階段は外構二期工事で作るんじゃなかったっけか?
いや、たしかに、先に設計してもらいましたよ、深基礎要否の検討のために。
でも、踏み面の奥行きや隣地擁壁との継ぎ目部分等の設計をしたいって言ったら、外構設計の時で良いって言ってたよね...
(基礎伏図には隣地擁壁クリアランス10、一段下がった階段GL+110って書いてはあるけど、要求しなければ見なかった図面だし。)

切りが無い、まぁいいや。

敷地内配管もされて、各種汚水・下水枡が設置されています。

これはエコキュート設置箇所の雑コン。
長期優良住宅の認定の関係もあって、建屋内は鞘管で配管交換のメンテナンス性を考慮していますが、イザとなったらこの部分は粉砕しろって事ですね、了解。

上水も施設したのでしょう、工事用水栓の位置も変わりました。
ところで、青い水道メータは下記③の(今青い工事用の敷板が積んである)場所に移動することになっています。
工事用臨時水栓を撤去する際にもう一度移動するのでしょうか。
もう一回連絡してみます。

そして、例のレベラーひび割れも改修。
って、おぉ~~い (゜o゜)
そういう事じゃないんだよ!!

最後のは現場監督が指示してくれるはずですが...


4/2追記
最後のは、追加エントリの通り、ダメでした、無念。
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