その中で、今日取り上げるのは、森林がCO2を吸収するってやつ。
気候問題に効果をもたない京都議定書における森林吸収
では、
「一見感覚に反する現象の背後にはきわめてシンプルな科学がある。」
といっています。
このペーパーで言っていることには同意なんだけど、
もっとシンプルに説明できるはずって思いました。
「億年単位で地中深くに蓄えた炭素を枯渇する勢いで大気中*に放出」
と
「100年単位で地表付近だけに蓄えた炭素」
を比較することであって、
その絶対量から無意味。
しかも、森林が存在し続けるだけだと炭素が地表近くで循環しているだけなので意味なし。
* 大気じゃなくて炭素サイクルって言うのが正確ですが...
(旧版)「森林はCO2を吸収しない」か?
では泥炭なんて話も出ていたけど、それは一部の寒冷地や湿地だけでしょう。
それに、億年単位の時間をかけて炭化して地層の中に蓄積した植物である石炭や、同じく動物である石油と比べ物にならない。
この辺の話は理系の人間ならわかるはず。
大学時代にある教授から、
「熱絶縁された部屋に冷蔵庫のドアを開けた状態で設置し、どうにか(熱絶縁を壊さず)外部から電源を共有して運転した場合、部屋の温度は、下がるか、変わらないか、上がるか?」
というクイズが講義中に出されたことを思い出しました。
教授曰く、ボイル・シャルルさんにお出ましいただいて計算をするまでもなく、一瞬で答えられるセンスが必要とのこと。
答えは、当然「上がる」です。
これに正解できる理系の人、特に影響力のある科学者に、先ほどのような矛盾をどんどん公の場で指摘してほしいんですけどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿