直接の原因はこれまでと同じく腐りが入ったことです。
倒れた葉から汁が流れ出たのか、セラミスが再び湿っていますねぇ。
また、同じロゼットの奥の葉も、さらには中心の新芽にも腐りが入っています。
これはもはや、先にダメにした株から地下茎を通じて腐りが進行したのかなと思い、大手術を決行です。
問題の下部を掘り起こしてみるとこんな感じ。
やっぱりロゼットは丸々ダメです。
ところが、予想に反して、各ロゼットは地下茎で繋がらずに、バラバラであることが分かりました。
植えつけたときは髭根が元気で絡み合っていたために独立していることに気が付かなかったんですね。
でもって、逆に言うと、今は髭根が痛んで、千切れて品疎な状態ということです。
表向きはほとんど変化が無いので元気なのかと思っていましたが、全くの勘違いです。
また、繋がった地下茎経由で腐りが広がったのではないとすると、同時多発的に複数の株が腐ったということ。
もしやと思い、他の株をよく観察すると、
やはり結構痛んでいました。
一番左は一番外側の葉に半透明の腐りが入っています。
その右も少し腐りが入っています。
その右は古傷はともかく一見元気そうですが、株の部分がすかすかの空洞になっていました。
子株を飛ばして一番右はかろうじて元気です。
土植えにした子株も気になったので掘り起こしてみると...
一見元気そうですが、切り口から半透明に腐ることもなく、組織が消失しています。
見難いですが、よく見ると外側の表皮と、硬い繊維を残して、切り口が後退しています。
やれやれ、
さて、原因の考察です。
- セラミスの水切れが悪すぎ(保水力がありすぎ)
- 土植えで育った根はセラミスの湿度には耐えられない(結局1と同じことを言っている?)
- 水も必要とする成長に必要なもう一つの因子である日に当てていない
1.は正にその通り。
一見乾燥したように見えたセラミスですが、鉢を返してみると、中は相当に湿っています。
しかも、新聞に広げて丸一日たってもまだ乾燥していません。
だいぶ土とは勝手が違うようです。
ただそれでも、ハイドロコーンで常に水に浸かっているようなサンスベリアもあるので、根が湿度に慣れているかどうかが、過湿か否かの判断に大きく影響しそうではあります。
その意味で、2.をかなり疑っています。
そして、3.
これも結構大きいんじゃないかな?
「植え替えたら水をやらずに日陰で管理」の後者だけ実行したようなものなので、ますます湿度に対する耐性が落ちたのではないでしょうか?
ということで、対策です。
- 透明に腐りが入った部分を乾燥させて枯死させる(腐りが進行しないように)
- セラミスに合った根が必要と仮定して、今ある弱った髭根は捨てる覚悟で乾燥
- 植えつけたら、秋の残った日差しと気温で新しい根(株)を成長させる
- そのための最低限の水をやる
また、追って報告します。
追記
ダメにした株でもう一度葉挿しに挑戦です。
先の差し穂に比べてかなり肉厚なので、今度は成功するかなぁ?
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